過去も未来も変えられる

「自分と未来は変えられるけれど、過去と他人は変えられない」と聞いたことありませんか。なるほど!って私も思っていました。だから、他人に何か起こっても、私が何かを変えることで、この現実や未来を変えていけるんじゃないかといつも考えています。けれど、時に自分を責めすぎて、苦しくなることもしばしばあります。そんなとき、ふと「過去も変えられるんだ」と思いました。

過去に起こった「出来事」が変わることはありません。けれども、捉え方ならどれだけでも変えられるんですよね。過去の出来事で、「次から変えればいいや」と何度となく、未来に何を変えていくのかを考えていましたが、自分を責めすぎてしまう時に、過去の捉え方を時には都合よく解釈してもいいのかも。と思いました。

それは、過去の中で衝撃的な出来事ってあなたはどんな事を思い浮かべますか。そして、その事によって、何を学びましたか。
衝撃的であればあるほど、「●●の時は☓☓しなければならない」「●●だと、いつも☓☓だ」など、自分なりの定義を作ってしまっているような気がしませんか。
そんな出来事をちょっと思い浮かべてみていただけませんか。

その後に、今一度考えてみてください。
その定義って本当ですか?

私の場合、「いかなる時も人に迷惑をかけてはならない」という事を物心ついてから思っていました。それは家族に迷惑をかけてしまったと思い込んでいた大きな出来事があったからです。
でも、その定義って疑うこともないし、私にとっては自然すぎて普段意識してなかったんです。けれども、少し前に、人に迷惑をかけているのではないかと思い悩む時期もありました。

けれども、すごく葛藤にさいなまれるような場面で、Aさんに迷惑かけないようにすると、Bさんに迷惑がかかってしまう。Bさんに迷惑がかからないようにするとAさんに迷惑がかかってしまう。という状態が起こったのです。結果として、悩んで言動として見える部分が遅れたために、AさんにもBさんにも迷惑をかけてしまったのです。
そうした事というのが、何度も何度もあって、そのたびに次こそはと反省して、次に活かすように考えてみるんだけれど、結果としてそういう間に挟まるような状態になると、同じようなことが起こりそうで立ち止まってしまうんです。

そこで、私にはどういう定義があって、いつからそう思うようになったんだろうと思いだしてみると、小さい時の記憶が一番大きい事に気づきました。その後、その過去の捉え方なんだけれど、私がその瞬間に思ったことを、今の自分からみるとどう違う捉え方ができるのかを考えてみると、他にも考え方があるんです。つまり、その時の捉え方を考えてみると、自分の一方的な物事の捉え方に過ぎなかったと気づいたんです。だから、「いかなる時も・・・・」というのは、どうやら定義が違うらしい。というよりも、その時の最善の事をしたけれど、時を経ると別の方法もあるかもしれない。「この捉え方が絶対ではない」位の考え方に変えることができました。

そうなると、最近思い悩んでいたのは、何のため?ん?なんて事にもなりました。
過去の捉え方をちょっとその時を思い出して変えてみると、今現在の捉え方にも影響を与えて、自然に今やこれからが楽に変わるような気持ちになりました。

未来を変えるために、過去の捉え方を変えるというのもひとつの方法ですよね。

ふとそう思って、ここでも改めて話をしたくなりました。
あなたはどんな出来事を覚えていますか?
その出来事で何を学びましたか?
その学びって本当ですか?

自分にとって、悪いと思っていたり、今に必要ない定義が今の自分の成長を邪魔したり・・・なんて事はないですか。

smile-communication
  • smile-communication

2件のコメント

  • とても良いお話をありがとうございます。

    そうなんですよネ。自分で自分を決めつけて、自分を追い込んでしまうんですよネ。もっと自由で良いはずです。

    でも、まあ、過去は変わりません。(へ皿へ)

  • ガリレオさん

    事実は変わらないんですけれどね。
    私もおかげで、少々いじめられた体験が、今に活きている事を改めて感じられました。

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