組織は評価だけではよくならない

組織のエンゲージメント(組織や仕事に対して自発的な貢献意欲を持ち主体的に取り組めている状態を表した指標)の向上が必要と言われる中、Gallup社の報告によると、評価だけでエンゲージを高めようとすると、7%の効果はあるようです。
が、他に併用することで、更にその効果は高められたというデータがまとめられました。

その要素にはいろいろとあります。
クリフトンストレングスの評価
エグゼクティブコーチング
マネージャーの育成と教育
報酬と表彰
従業員への価値提案
ストーリーテリング  などが記載されたものでした。

上記を行っても23%です。十分高い効果ですが、まだまだ余地は残されています。
7%からは3倍以上の効果があり、非常に有用だと感じます。
その余地をどのように高めていくかですが、4人に一人個人が主体的に取り組み、組織にも成果が反映されているという状態であることは現状でも凄い事だと思います。

が、かなりエンゲージメントが高い組織に関わらせていただいた時には、エンゲージメントが低い人が高くなるのではなく、既にエンゲージメントが高い人達しか残っておらず、その環境下で共に働きたいと思う人が採用されている状態になっていました。
中にはワーカホリック状態に陥る人もいらっしゃるように感じました。が、そこにもコーチングでメンタル面も含め確認しながら、進むことは機能しました。
その会社はこれからどんどん伸びていく新しい企業様で、若い人たちも多く、経営者の思いがストレートに伝わりやすい環境ということもあったと思います。

そのような企業にしたいかは別として、エンゲージメントが低い状態から高めていくにはどうしたら良いのか。
そこには、上記のほかに、共に未来を語る時間も必要な気がします。
データには載っていない部分として、その面を高めていくことに貢献できたらいいなと思いました。

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