個人の整理整頓のポイント
先日、久しぶりに講座を受講する機会をいただきました。
テーマとなっていたのは「整理整頓」
本は何度も読んでいても、出来ていない所もあるので良い機会になりました。
そこでの学びをシェアします。
片付けは一回のものではなく、一生し続けるものである。
なぜならば、その時置かれている立場や意味、その他の環境によって、「快適」と思う物や配置は常に変わるから。
いざ片付けるとなったら、収納を先に考えると失敗する。
まずは、「これは要るのか」を吟味してから、必要なものを収納するということを考えないと、収納スペースを作るとものは増える一方である。
また、片付けるという事自体が目的になってしまっては本末転倒。
「どんな暮らしをしたいのか」「どんな風に働きたいのか」を明確にしてから、「これ要るの?」が瞬時に判断できるようになれば、その場で要らないものと要るものが判断できる分、ものを増やす可能性は減る。
人生最大の無駄な時間は、「探す」時間である。年間一人あたり160時間の探す時間があると統計でも出ている。だからこそ、忙しい人ほど
片付けをする必要がある。
では、どう片付けていけばいいのか。
5つの鉄則
1.適正な量を決める
自分で管理できる量を決める。最近は直ぐにネットで購入できるものも多いので、必要以上にストックを増やさない。
ストックは一箇所で管理しないと、結果として同じものを多く抱える事になる。
2.動作や導線にかなった収納をする。
導線を短く、アクションを少なくするように収納をする。
単純に毎回蓋を開けるという作業が面倒になって、他の所においてしまう事がある。
であれば、蓋を開けなくても取り出せる収納にする。
3.使用頻度別収納
ゴールデンゾーンに使用頻度の多いものを置く。
ゴールデンゾーンとは、手がすぐに届く辺り。或いはその少し下。
余り使わないものは、奥や上などに。但し、要らないものまでしまい込まないこと。
4.グルーピング
一緒に使うものはまとめる。単純な話、化粧ポーチなどもその一つ。一つの収納の中に、一連の作業で使うものはまとめる。
5.定位置管理
ものの住所を決めて戻す意識を持つ。
ただし、平積みよりも縦置きの方が、ものは取りやすいし、仕舞いやすいので、収納方法を考える事。
言われてみたら、良く言われることではあります。
けれども、片付けは一生なんだと思ったら、今、気に入らなくなっても、また変えれば良いし、知らないうちに「片付けが目的」になってしまっていて、苦手って思い込んでいる人も多いのかなとも感じました。
今回の中で、一番の気づきは、要る要らないを分ける前に、「どうしたいのか」の軸があること。少し前に「ときめく」を収納キーワードにされていた本もありましたが、軸を持つと、判断も早いんだろうなと思えた事は大きかったです。
ちょっと今は「とりあえず取っておこうかな」と思うもので溢れていたけれど、今の私に必要なのかで、もう一度仕訳なおしてみようかなと思いました。