子供を産んで、両立の道を選ぶ時に、いつもバランスやタイミングなど、迷う事がたくさんあります。
けれども、その時に思い出すのは、母の言葉です。

「お母さんも働きながら、あなた達を育ててきたから解るけど、
　産後八週で復帰すれば、首が座るまで見てあげればいいのに、と言われ、
　首が座ってから復帰すれば、1年位近くにいてあげればいいのに。
　1年経てば、三つ子の魂百までと言うし、3歳まではみればいいのに。
　3歳になれば、子供が離れる時に泣くから、可哀想にと言われ、
　6歳になった頃には、自分が復帰して初心者に戻っている。

　いつ復帰しても、両立しようとしたら、まだまだ何か言われる時期でしょ。
　お母さんの頃は、集団就職で、みんな生きるのに必死だったから、色々
　言われても、自分の決めた時が一番良いんだと信じるしかなかった。

　今、娘のあなたが同じような悩みを抱えているから、言ってあげられるのは、
　自分が決めた時が一番だよって事。
　自分で選べば、全員が賛成してくれる事はなくても、後悔はないでしょ。
　お母さんは、あなたの決断を応援してあげる事しかできないからね。」

私は、職場で営業的立場が私だけだったので、常に情報を入手し、
会社を継続指定国は、早目の復帰は必要だと感じていた。
けれども、子供も可愛い。母乳だったし、離れるのも淋しい。

母にどうしたらいい？と聴きながら、本当は、自分の中の葛藤があるだけだと
気づきました。

家族にも相談した上で、首が座ってからの復帰となった。
その後は、やはり色々と言われたが、「自分で決断したんだから、いい！」と
思えるようになっていました。

今でも、いろんなことで悩むことはあっても、「自分は本当はどうしたいのか」
「やらないで後悔するような事はないか」など、自分の行動に本当の意味で
責任を取れるようになったと思います。

失敗したくないって思って、周りに意見を求めてみても、
その時の自分の選択は、その当時の最善なんだから、自分で選べば後悔はない。

今、これを思い出すのは、きっと自分が何かに迷っているんだろうなあ。