見えなくなるまで手をふる少女

私の友人というには申し訳ないくらい、素晴らしい校長先生がいらっしゃいます。
(先生が、友人と言う立ち位置がいいなと仰って下さって、敢えて友人と言わせていただきます。)
その先生は、現在、海外の日本人学校に校長として3年間出向をされているのですが、数ヶ月に一度、メールのやりとりを続けて、今年の春に戻っていらっしゃいます。
その友人Nさんからのメールにこんな文がありました。

今日は学校のスクールバスで生徒達の送迎をしたんです。
送っていく時に、一人の生徒が、「◯◯ちゃん、さよーならー」と私に挨拶をして、バスを降りました。
その生徒は、手を振る私に、バスが見えなくなるまで、手を振り続けてくれました。
でも、その生徒は一度も日本に行ったことはないのです。

こうした小さな生徒にも、日本人の心が宿っている。
何だか嬉しく、温かい体験でした。

 

私まで、心が温かくなりました。

相手への心遣いや気遣いが、遠い地でも日本人の「おもてなし」「心遣い」として、受け継がれている。
なのに、日本にいる私達が、大切にできなくなっていくのは淋しいなと感じます。

日本人の持っている温かい心や価値観は、後世に受け継いでいきたいものです。
改めて、当たり前に思える事を大切にし続けていこうと思えたので、Nさんの言葉と共に、ここに記させていただきます。

Nさん、元気で帰ってきてね。
お帰りを楽しみに待っています。

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