googleの採用基準

日経の記事に面白いものがありました。
それは、googleの採用担当者でもあるラズロ・ボック氏が、ニューヨーク・タイムズのインタビューで「どうしたらgoogleに採用してもらえるのか」について答えられたものでした。

まず、「GPA(学業平均値)は採用基準としては無価値だし、テストの点数は意味がない…その人材の潜在能力を知るうえで何の参考にもならないことが分かった」とバッサリ言い切っていること。
その上で、次の5つの順位で採用の時には重要視していると言う。

  1. 学ぶ力(純粋に学ぶ能力、新機軸を身につける能力、臨機応変に学ぶ能力、一見共通点のない情報のなかに一定のパターンを見つけ、次のステップに踏み出せる能力──これこそ、グーグルの採用担当マネージャーがたどり着いた、候補となる人材に求める最も重要な資質)
  2. リーダーシップ(ボックたちが求めているのは、自ら名乗り出てガイド役を務め、担当する仕事や役職名などにこだわることなく、人びとを導いて必要とされる結果を出すことのできる人材なのである(しかもそうした人材は、いざとなれば他人に役目を譲り、自らの身を引く謙虚さを心得ていなければならない))
  3. 謙虚さ(責任をもって仕事に取り組もうとする熱意には、謙虚さが伴っていなければならないとも指摘する。それは、自分よりもすぐれたアイデアの持ち主の主張に耳を傾けたり、よりよい仕事のこつを学ぼうとしたりする率直さである。この点についてボックは「強大なエゴと謙虚なエゴとを同時に持つこと」と表現している)
  4. 自発性(責任をもって問題を解決し、会社を前進させることができる、現状打破に情熱を燃やせる人材である。私は、自分の会社においても、すべての取引先においても、こうした人材の存在を重視している)
  5. 専門知識(その道に関する必要最低限の知識があるかは基準としては優先順位が低い)

なるほど!と思いながらも、こうした5番以外の潜在能力をどう見抜いていくかに、ノウハウがあるのだろうけれど、凄く同感した部分でもあり、記録として残しておきたくなりました。

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