今を大切に生きる

千日回峰行を満行された塩沼亮潤さんが仰った言葉。
他でも言われている言葉かもしれませんが、苦行を満行された方だからこその言葉の重みを感じました。

人生生涯小僧のこころ“>  塩沼亮潤著 致知出版社

とは言え、苦行が必要なのかというとそうではなく、帯にこう書いてありました。

「そういう苦行を経験したから、悟れるものではない。大事なのは、行から得たものを生活の中でよく実践することである。逆に言えば、それぞれに与えられた場でそれぞれに与えられた役目を果たしていく中でも、多くのことを感じ、悟ることができる。だから、私達の人生は全て修行なのである。」

以下に「人生生涯小僧のこころ」の本の中で取り上げられている言葉を3つだけですが、ご紹介します。

  • 何かになりたいと思う事は良い。けれども、何のためにそうしたいのか?を必ず問う。何のためにするのか分かっていれば、そのためにどうしたらいいのかを常に考えていける。
  • その日のことはその日のうちにする。そのために私は、自分に十の力があれば、十を出し切ることを心がけていました。
  • 心を込めて生きるから心が変わり、心を込めて語るから相手の心に伝わり、心を込めて行うからみんなが感動してくださる。

私が「まだまだ未熟だ」と思うのは当たり前だなと思いました。

完成されてからやろう!ではなく、いつまで経っても未熟であれば、今日までの自分の中で、最高の自分で今十の力が出せればいいんだなと思いました。が、果たして十出しているのか。きっと日々十ではないだろうと思います。関わる人に、自分の今までの中で最高の十を心がけていきます。それしか私にはできないのですから。

小さく見積もるも大きく見積もるもない、ただ精一杯の自分を出せるかどうかなんでしょうね。それが私の生き様になるのでしょう。

と、少しだけ分かった気分。分かったことを日々形にしていく。人生は全て修行なんですものね。

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