門番の話から仕事についての考え方が見えた

以前の職場で聞いた上司の知っている話し
 

Aという村と、Bという村を結ぶ道の途中に、昔で言うところの関所みたいなところがあり、そこには門番が立っていました。
 
ある日、Aの村から来た村人が門番にこう尋ねました。
「門番さん、私が今から向かおうとしているBの村ってどんな村ですか?」と。
 
それを聞いた門番は村人にこう尋ねました。
「ちなみに、あなたが今までいたAの村ってどんな村だったんですか?」と。
 
そして村人はこう答えました。
「いやぁ~、私がいたAの村は何にもない村で、そりゃとても退屈な村で、そこに住む他の村人たちも嫌な奴が多くてさぁ~、最悪の村だったよ」と。
 
その話を聞いた門番は村人にこう答えました。
「そうなんですか。じゃあ、あなたが今から向かおうとしているBの村もきっと同じような村ですよ」と。
 
 
そしてまたAの村から、今度は違う村人が来て門番にこう尋ねました。
「門番さん、私が今から向かおうとしているBの村ってどんな村ですか?」と。
 
それを聞いた門番は村人にこう尋ねました。
「ちなみに、あなたが今までいたAの村ってどんな村だったんですか?」と。
 
そしてその村人はこう答えました。
「いやぁ~、私が住んでいたAの村は何にもない村なんだけど、自然が豊かでそこに住む他の村人たちは、素敵な方ばかりでとても素晴らしい村ですよ」と。
 
その話を聞いた門番は村人にこう答えました。
 
「そうなんですか。じゃあ、あなたが今から向かおうとしているBの村もきっと同じような村ですよ」と。
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その上司は、受け取り方次第だよ。と一言でした。
が、そのインパクトは大きかったです。
 
だからこそ、他の仕事がいいなあ。
○○さんがやっている仕事をしたいなあ。
あの人の仕事の方が楽そう。
など言っている人には、まず今の仕事をしっかりやりきってみてほしいと思いました。
人間関係も同じです。
嫌な人が居るから違う所にいっても、気づくとまた同じような人が出現するんですよね。不思議なものです。
 
今、楽しさや、喜びを得られる人であれば、次もうまくいくように思います。
でも、逃げたいためや、他の人の仕事が良く見えている、他の人の関係性が羨ましいだけなら、うまくいかないのではないかと私は思います。
 
今の事としっかり向き合ってますか。
 
時に逃げてみても良いかもしれませんが、次の仕事でも捉え方が変化してない限り、同じことが起こるような気がします。
どこかで向き合うとしたら、少しでも様子になれた所で、向き合ってみませんか。
私も、以前の仕事は、何度辞めたいと思ったか解りません。
でも、そんな時に、上司が「こんな話知ってる?」と、上記の話をしてくれました。
だったら、頑張ろう!と思えることが、出会った本と、上記の話でゆるぎないものとなり、乗り越え、成果もあげ、気づいたらやりがいも見つけられるようになっていました。
売上を大きく伸ばす仕事をさせていただき、関係性の構築や修復に必要な事も体験し、挫折から立ち直る方法も身につけました。
役職者も体験させていただき、更に広い視野も手に入れることができました。
本当に有難いです。
その経験がなかったら、きっと私は、今の仕事でも楽しめなかったと思いますし、時々起こる事柄も乗り越えてこられなかったと思います。楽しいだけじゃないんです。でも、楽しいことがあるからその瞬間のために続けられています。
この粘り強さは、きっと性質的なものより、捉え方が変わったおかげだと思います。
改めてこの話しを年明けから心機一転などと考えていらっしゃる方のためにお送りします。
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