ワークエンゲージメント
職場の衛生管理者をされていらっしゃるクライアントさんから教えていただいた事で、確かにそうだなと思えた事をメモしておきます。
『ワークエンゲージメント』
仕事に誇り(やりがい)を感じ、熱心に取組み、仕事から活力を得て活き活きしている状態の事を指すそうです。
上記のキーワードは「熱意」「没頭」「活力」だそうです。
ワーカホリックのように、have to work ではなく、want to work の状態になっていることが大きな違いで、半年後のアウトカムを予測したものでいうと、ストレス反応や身体的愁訴も上記のキーワードが満たされている時には少なくなる傾向があるそうです。
また生活満足感や、仕事のパフォーマンスはwant to になるだけで増えるという事が大学などの研究でも明らかになってきているそうです。
では、どのようにワークエンゲージメントを高めるのかを調べてみました。
- 仕事への自信を高める
- キャリアの道筋をつける
- ポジティブ感情を創出する
では、3つめのポジティブ感情をどう生み出すのかは以下の4つが主なものとしてあげられていました。
- 問題焦点型のストレス対処を日頃から心がける
- 肯定的な出来事を創りだす
- 感謝介入法
- 好ましい経験を満喫する
上記は、主に自分でセルフコントロールもできるが、組織で関わりを持つことでサポートもできる。
- 上司がモデルを示し、体験をさせ、体験したら認める
- 職場の活性化(組織として、ストレス要因の排除も必要。また活性化を一緒に取り組んでいくプロセスも重要)
クライアントさんも仰っていましたが、コーチングを学ぶ私達にとっては、当然のように思えていたことも、実際に数値が示してくれるものが出てくると、改めて組織のコミュニケーションの重要性を感じざるを得ません。
また、認めるという事の効果も改めて考えさせられました。
が、今回伺っていて、クライアントさんとお互いに発見したのは、仕事の充実や新たな挑戦自体が、職場のストレスや疲労感を軽減させる効果があるということ。
ちょうど昨日、看護師の妹がマラソンの話しを聞かせてくれました。マラソンなどのランナーズ・ハイとは、辛いはずの状況でも、脳内からエンドルフィンが分泌され、心地良いと感じるようになって、結果的に走り終わった後に爽快感があると言う事。
これが職場の中で起こるのが、「新しいことに挑戦する時」に起こるのかなと推測されます。
なるほど!!
色んな事が繋がって、一段と深い感動になってきて、まさに今、心地良い状態になっています。
メンタルケアも、職場に求めるものでなくなってきている昨今、こうした事も知っていたいですよね。