場の大切さ

研修を受けていて感じました。その場に一体感があるといろんな変化が起こるという事を。忘れないうちに、その感動を学習メモとして残しておきます。

研修で相手に依存させて、自分がスターになるのは簡単だけれど、その場自体が自分で学んで活かそうと思った時、講師の存在感は薄れていく。とは言っても、本当はその場を作っているのは講師を含めた全員なので誰一人欠けてもこの場は生まれません。講師はリードする役割も持っています。しかし、本当に場が自分で学び始めると、一緒に居るのにそれぞれが学ぶ。他の人の発言から自分が学ぶ。研修の効果が二倍三倍へと膨らんでいきます。講師にすぐ答えを求めるのではなく、考えていく人が増えていくのです。

ここで起こったことは、活性化した組織でも起こることですし、コーチングを学ぶ研修などでも起こります。しかし、他の研修でこの個々がそれぞれ学ぶのに、気持ちとして同じ事を学ぶ一体感があるというのは不思議でした。

この場には、いろんな事が起こっていたように思います。
・お互い依存しすぎていないので、それぞれのレベルで学びあうことができる。
・自分を飾らず、自然体で居られることで、学びに集中できる。
・お互いを尊重しあえている。
・何を言っても大丈夫という空気間がある。
これらの言葉を講師は「ニュートラル」と表現されました。お互いが「無色透明」という表現もされました。
そんな事が起こった一番の理由はこれだったのではないかと思います。

それは・・・・

「あなたは素晴らしい」「あなたは素敵」「あなたはそのままでいいんです」というようなその人そのものをお互いが認め合う事が出来たこと。この一点だったと思います。そして、この場は講師を中心として全員で作り上げたものでした。
4ヶ月定期的に会って来た仲間との研修の最終日だったので、懇親会がありました。その懇親会でも一体感を感じました。一人ひとりの個性が否定されるのではなく温かく尊重され、お互いの関わりを大切にされていることを感じました。
みんな口々に言いました。「この場所に帰りたい」「この場所が好き」「またこのメンバーで会いたい」と。
場には安心感が漂い、ここに戻りたいという気持ちにさせてくれるのでした。

「場作り」は私自身も大切にしているものだけれど、こんなにも場の力が大きいと感じられたのは前の職場以来でした。
「場」というものは、全員で作るもの。
どんな立場であろうと、その場の私の影響も隣の人の影響も全てがその場に影響を与えている
ということです。
その事を書き留めておきたいと思いましたし、皆さんにも伝えたいと思いました。

そこにいるみんなが影響を与え合って場ができていること。
そして、場を造るためにはそこにいる全ての人達が素晴らしい存在であると思いかかわり続けること。
その事によって生まれる場の力は非常にエネルギッシュであるということを胸に刻んでおきたいものです。

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