英心高校の話を目にして、感動。
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豊田監督の関わり方が素敵です。
「コーチ・カーター」という映画のようです。その時に試合に勝つこと以上に、人生の中で大切にしてほしいことを体感し、身に付けてもらうための指導って、凄く根気のいる事だと思います。また信念だけでは何ともならないご苦労もあるかと思います。

けれども、それが伝わり、相手の心をも動かし、「認められた」という体験をする・・・。
相手高も凄いなと思いました。

ふと、私も中学生の頃の体験を思い出しました。
バレー部で弱小チームの私達に、強豪校との練習試合を組んでくれた顧問のK先生。
本当に悲惨な試合で、3点が相手のミスで取れるだけ。

相手も1試合目は「これでもか!」と見せつけてくれて、自分達のちからのなさを痛感しているのに、2試合目は相手は2軍。
なめられたものだと思ったけれども、蓋を開けてみたら、二軍にも6点が最高点。

K先生がベンチで泣く。
タイムは取ってくれるが、自分達で話しなさいと、見守るだけ。
キャプテンの私は、悔しくて、情けなくて、「2軍に負けるって悔しくない?まず1軍を引き出せるように1点ずつでいいから取ろうよ。」と言うけれど、頷いてくれるのは二人。後は諦めているのか反応がない。

その場の光景は忘れられない。
監督の指示もない、チームは勝ちたいのかも見えない。
悔しくて「こんなのは相手に失礼だよ。だったら相手に頭を下げよう。ごめんなさい、参りました。教えてくださいって。」と、私も半泣きで言った気がします。
独りよがりだった私。メンバーは口にしなくても、態度に示さなくても、悔しかったんです。

タイムアウトの笛がなり、コートに戻ると、みんなそれぞれ諦めかけていたボールを追いかけるようになっていました。
不格好でも、勝てなくても、チームが一つになってきたのを感じました。

結局、勝てないで終わりました。
その時K先生は「情けない。悔しい。同じ中学生なのに、ここまで差が着くのは何でだ?」泣いていました。「でも、最後まで良くやった。」と最後には言葉を添えてくれました。

こうした機会を与えてくれた先生を喜ばせたい。みんなで勝ちたい。と本気で思えました。ミーティングも生徒だけで開いて、なんでこんなに差があるのかを話しました。
「素質だけじゃない、勝ちたいと思って練習してなかった。」などもありました。練習メニューも自分達で決めました。

あの時の思いや、悔しさ、先生の関わり、もともと同じ中学生だよねという言葉・・・。
何もかもが、今の私に繋がっている気がします。
あの時のあの経験がなかったら、中体連での優勝はなかった。
地域が広がった時に、また差があり、コテンパンに負けてしまったけれど、それでも「私達には可能性がある」と思えたのは、あの練習試合があったからだったんだと今更ながら感じました。

本気で関わってくれる人たちがいる。
そのお陰で今の私達が居る。
今度は、私達が、本気で関わっていく番なのではないでしょうか。
ふと、そんな思いになった記事でした。

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