企業のトップは一人ではない

WEEKLY GLOBAL COACH Vol.789 2015年6月3日  配信数:182,509
 「トップマネジメントのチーム力」 清水達也さんの投稿メモからの抜粋

後継者として行う場合と、創業者として行う場合の事業には、それぞれ違うリーダーシップが必要だと私は考えていますが、企業の存続のためには、一人のリーダーに頼るのではなく、トップリーダー達がどのように振る舞うかも大切なのだろうと考えるに至っていました。
この記事を通して、改めて企業のトップと、トップリーダー達の役割を考えていくきっかけになると感じました。

スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授は、組織文化について数多くの研究で論じられていることは、次のように整理できると述べています。(※1)

 (1)組織文化は、主に上級幹部が持っている価値観と行動を反映している
 (2)組織文化は、企業の業績を決定する重要な一因となる

 つまり、トップマネジメントの各メンバーの意識・行動の状態が業績を左右するといえる、ということです。

 では、それがどのような状態であることが望ましいのでしょうか?

ピーター・ドラッカーは、トップマネジメントが「チームとして機能する」ことの重要性について下記のように述べています。(※2)

 「トップマネジメントとは、一人ではなくチームによる仕事である。
  トップマネジメントの役割が要求するさまざまな体質を一人で合わせ持つことは不可能である。
  しかも、一人ではこなしきれない量の仕事がある。

  (中略)

  トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
  チームは単純ではない。仲のよさだけではうまく機能しない。
  人間関係に関わりなく、トップマネジメント・チームは機能しなければならない」

コーチング研究所のデータによると、
組織のトップである社長の「直属の部下」への関わりが高い企業では、会社全体の管理職間のコミュニケーションレベルも高く、トップマネジメント・チームのメンバー間のコミュニケーションも活発であると推測できるそうです。

「トップマネジメントのチーム力」は、企業の業績を左右する、とても重要なファクターのひとつだといえますが、そのチーム力を高めるための影響力を一番持っているのは、トップである「社長」だと、私は思います。

「社長が、トップマネジメント・チームの各メンバーにどのように関わっていくか?」

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